しかし、クレジットをよく見ると、プロデュースには"Smith"(ニーヨは、プロデュースの際に、本名の"Shaffer Smith"を用います)の他に、"Brandon Howard"という名前も掲載されています。今日は、彼について、少しまとめておこうと思います。
ブランドン・ハワード(Brandon Howard)は、シカゴ出身のプロデューサーです。これまでも、マーカス・ヒューストンの「Favorite Girl」やジニュワインの「Love You More」など、アメリカのメジャーなHIPHOP・R&Bの曲を手掛けています。
ニーヨとの共作も初めてでなく、ニーヨのデビューアルバム『In My Own Words』収録の「I Ain't Gotta Tell You」は、このコンビが所謂「間違いない」ことを既に証明していました。
また最近は、日本でもプロデュースを初めているようです。w-inds.の前には、DOUBLEの「Let it go」のプロデュースもしていました。
個人的には、彼のつくる曲はキャッチーなものが多く、コード進行を持たずリズムを中心とした曲(Usherの「Yeah!」など)と比べれば、日本でも受け入れられやすいタイプの音楽ではないかと思います。メロディやコード感は、ニーヨと協力するだけあって、似ているように感じられる個所もあります。
彼自身による歌唱の曲もいくつかあり(公開された時期は不明)、現在はデビューアルバム『Genesis』を制作しているようなので、今年か来年にはそのレコードをゲットすることも可能かもしれません。
そして最後に、重大なことを書き忘れていました。それは、彼がミキ・ハワードという有名なソウル・シンガーの息子だということです。
ミキ・ハワードは、サイド・エフェクトのリードボーカリスト。1985年にアリスタレーベルからデビューしたホイットニー・ヒューストンが大成功を収めたのを目の当たりにしたライバル会社のアトランティックレーベルはホイットニーと同じゴスペル出身のミキ・ハワードを86年にデビューさせた。この87年のアルバム「Love Confessions」は当時、頭角を現してきたNICK MARTINELLI らのプロデュースによるもの。
全曲通して、深みのあるボーカルを聴かせてくれる。ジェラルドリヴァートとの競演That's What Love Isも必聴。
(ブラックミュージック"Soul Flava" Love Confessions/Miki Howard('87))
「●松尾氏ミキ・ハワードと旧交を温めるの巻|吉岡正晴のソウル・サーチン」では、そんな母ミキと息子ブランドン二人の写真や会話などを載せていてくれています。ミキ・ハワードという人物は知らなかったのですが、1989年にリリースされた「Until You Come Back To Me」という曲を聴くかぎり、非常に僕好みの声質でした。
というわけで、「調べるということは、不明な点を減らしていくことではなく、増やしていくことだ」という教訓をストレートに表すこととなった今回のエントリですが(笑)、こうして少しずつw-inds.とブラック・ミュージックとの間に橋を渡していくことにしましょう。
(追記)
個人的には、ブランドン・ハワードが、僕のフェイバリット・ラッパーであるルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)にトラック提供をしていたことが一番の驚きでした。こじつけとは言えど、w-inds.とルーペが関連するなんて、誰が想像できたでしょうか。
また、彼の年齢に関しては不明ですが、おそらく20代前半だと思います。
■他、参考にしたサイト
B. HOWARD! - GENESIS - MySpace : 音楽の無料試聴、動画、写真、ブログなど
The Lupe Fiasco Show: Brandon Howard

