
privatebeats - love in the corner
(2009/12/15)
◆tracklist
01.硝子の少年(パリーーン!リミックス)
Garasu no Shounen(broken remix)
02.ストロベリー・チップス(毒イチゴは失恋の味リミックス)
Strawberry Chip(poison strawberry remix)
03.なんちゃって恋愛(なんちゃゃってジャズリミックス)
Nachatte Renai(nanchatte jazz remix)
04.気まぐれプリンセス(宇宙も飛べるはずリミックス)
Kimagure Princess(space-age remix)
05.New World(parallel world remix)
jacket by kobori akira
-----------------------------------------------
download:
http://www.megaupload.com/?d=BPWTVGF1
-----------------------------------------------
《リミックス》・《エディット》・《編集》という行為は愛情表現以外の何物でもない、と痛感することが度々あります。それはまるで、好きな異性(あるいは同性)に対して、彼/彼女自身ですら気がついていない魅力を見出して提示することに近いことです。愛が必ず身を結ぶということは夢のような話であり、リミックスを行う人間は、「本当は、僕の手を借りずとも、声とトラックが完璧に結びついている。二人を引き離すことは不幸しか呼び起さない」という屈辱をまずはじめに抱え、それから「でも、もし僕と結びついていたら」という妄想を少しずつ語りはじめることになります。
以下の5曲は、どれも僕の好きな曲であることに加えて、「有名そうだけど、意外と知られていない」というテーマで選びました。製作の初期段階では、回顧的な意味合いを持たせようとしていましたが、最新の音楽にも希望を持ち続けているので、その中でも特に応援したい2組――モーニング娘。とw-inds.ですが――を選ぶことにしました。
01.硝子の少年(パリーーン!リミックス)
平成生まれがユースカルチャーの先頭に立つ時代では、もはやこの曲は「知らない」で片づけられてしまうでしょう。10年以上活動を続けているKinki Kidsのデビュー作にして、最も売れた――Wikipediaによれば265万枚売れたそうです――名曲です(個人的には、名曲の十分条件の一つに「売れる」は含まれると思っています)。
曲について、80年代から90年代の音は一貫して「リバーブ成分(エコー)が多い」よう感じていました。このリバーブが昔は大嫌いだったのですが、最近は良い具合に付き合えるようになってきたので(笑)、イントロとブレイクでは彼らの声でなくリバーブを重視してフィーチャーしました。このリバーブによって、彼らの声が神からのお告げのように聴こえるか、それとも重たい鉄で作られた牢獄のような部屋で独り唄っているように聴こえるか、お試しください。
原曲:http://www.youtube.com/watch?v=FBjPlqMAsi0
02.ストロベリー・チップス(毒イチゴは失恋の味リミックス)
日本語ラップの定着。というテーマについて、「いとうせいこうが始め~」で終わってしまわない、ちゃんと書かれた記事を読んだことがまだありませんが(書けない。のではなく書かないのだと思いますが)、そのような記事を読む日が訪れるとすれば、そこにはこの曲も必ず参照されているはずでしょう。
歌詞を一読すると、失恋というよりセックスがモチーフであるようにしか読めませんが、リミックスでは「毒」をテーマに読み換えました。個人的には、この曲が最もリミックスらしく仕上がっている、つまり「こういった一面も持っていたのか」と気づいていただけるのではないか、と思っています。
原曲:http://www.youtube.com/watch?v=k4Den1Ez1ks
03.なんちゃって恋愛(なんちゃってジャズリミックス)
ハロプロに興味こそ無いものの(Buono!も一時期は好きでしたが、やっぱりすぐ飽きてしまいました)、モーニング娘。は今が一番素晴らしいです。ダンス★マンが大活躍していた2000年前後とは異なる姿勢(小中学生がターゲットではない)ですが、それでも質の高いポップスを連発しています。とくに、高橋愛・新垣理沙のボーカルは、表面的な印象だけでは切り取ることのできない、ブルーズという言葉も似合ってしまうほどにクールです。
この曲は、40枚目を記念するシングル(ちなみに、カップリング「秋麗」という曲は2009年を通して見ても素晴らしい曲です)でもあり、「ハッピーマテリアル」というアニソンも担当した大久保薫によってアレンジされました。何度か聴いてすぐに「ジャズに読み換えたら面白いだろう」と直観したところまでは良かったのですが、ジャズを作ったことが無かったので、アルバムの中でも最も荒削りな楽曲です。
原曲:http://www.youtube.com/watch?v=AELZlXg5vY4&feature=related
04.気まぐれプリンセス(宇宙も飛べるはずリミックス)
「なんちゃって恋愛」に続いて発売された00年代最後のシングルは、前述の大久保薫が編曲を担当しました。「ハッピーサマーウエディング」を彷彿とさせる民族調の楽曲に、キュートなPVが合わさると、射に構える暇もなく、ただボーッとしてしまうのだということが分かります。
リミックスについて、最初は8ビートのテクノポップに変えようと思ったのですが、グルーブが強かったのでこれを諦め、代わりにキックとベースを抜くことによってシッティング対応を試してみました。モーニング娘。は、このように少しクールダウンさせたほうが自身にはフィットします。
原曲:http://www.youtube.com/watch?v=bwsFLQmpUGQ&feature=related
05.New World(parallel world remix)
2009年はマイケル・ジャクソンが亡くなった年です。彼の死によって、ほとんどの人が間接的にマイケルの影響を受けていたことに気付くことになりましたが、あらゆる面でリンクしているアーティストとして、w-inds.を挙げることはそれほど間違いではありません。2008年後半から現在の間に出した3枚のシングル(『Everyday/CAN'T GET BACK』、『Rain Is Fallin'/HYBRID DREAM』、『New World/Truth~最後の真実~』)によって一皮向けた彼らにとって、セールス以外に心配する事柄はありません。
耳コピ、というのが極端に苦手なので、リミックスでは原曲とはまったく異なるコードをつけて、これを循環させました。原曲の影響もあり、4つ打ちへの展開は意識せざるを得ませんでしたが、その点だけはストイックに回避し、ある種の「退屈さ」を打ち出してみることにしました。
原曲:http://www.youtube.com/watch?v=FEH5lU4S7eU&feature=related


0 コメント:
コメントを投稿