頭で理解するグルーヴ #1-1 [ATCQ - Oh My God]
(前半4小節はグリッド吸着、後半4小節は参考曲を参照してズラしたもの)
【メモ】
いわゆる「ヒップホップ」らしいグルーヴ。
単純なビートだが、微妙なズレ(=ハネ=タメ)がグルーヴを形成している。
箇条書きで書いていくと、
・2−4のキックが、遅れている(1/64ほど)
・2-1と4-1のスネアは、ほんの少し後ろにズレる(1/192ほど)
・裏拍のハイハットも後ろへ(1/192ほど)
この少しのズレがヒップホップのグルーヴを担保しているのだろうか。
【考察】
僕が打ち込みを始めたとき、よく雑誌などで、
「ドラムは少しズラすなどして人間味を出そう」
という記事を読みました。
なるほど、たしかに人間はコンピュータのように正確なリズムを 刻むことはできません。
しかしだからといって、人間はランダムにリズムをズラしている 訳でもないでしょう(それはただの下手なドラマーです)。
では、一体どのようなズレがカッコいいのか。
「身体で感じろ!」というのが、正論です。
しかし、正直に言って、自分の身体性では限界がありました。
であるならば、頭を使って、視覚的に「グルーヴ」と呼ばれるものの 正体を掴まなければなりません。
そこで、この企画<頭で理解するグルーヴ>を始めてみました。
その手法はいたって簡単。
ある曲の波形を見ながら似たドラムパターンをひたすら作成する。
ただそれだけです(笑)。
さて、私見になりますが、グルーヴは「タメ」が重要です。
これは言い換えれば「音と音の間」、ある音が鳴ってから次の音が 鳴るまでの時間です。
ズレのないリズムというのは、リズムの間隔がすべて等しいわけですね。
たとえば、"Oh My God"では、キックが遅れることで、 次の(表拍の)キックを勢いよく感じます。
これは、2つのキックの間隔が近づいたことによるものでしょう。
更にいえばスネアの遅れで、1拍目と2拍目の間隔より2拍目と3拍目の 間隔のほうが短く、これもキックを強調させる要因になっていると思います。
といった感じで、研究がどれだけ続くか分かりませんが、
ご興味ありましたら、次回もよろしくお願いします。
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