頭で理解するグルーヴ #1-2 [BudaMunk - Smoke Deep]
(前半4小節はグリッド吸着、後半4小節は参考曲を参照してズラしたリズム)
【メモ】
「これでもか!」というぐらいズレているビート。
曲として聴くと違和感がないが、ドラムだけで聴くとシャッフルのように感じる。
・3−1のキックが、1/128遅れている
・3−2のキックが、1/64遅れている
・2−1と4−1のスネアは、前にズレている(前者が1/192、後者が1/64弱)
・裏拍のハイハットは、1/64遅れる(4-3だけズレない)
【考察】
この企画を始めるきっかけの一つは、彼のビートでした。
どれだけ自分のリズム感が無くても、さすがにこれは「ズレている」と分かる。
しかし、そのズレが心地良いグルーヴを生み出している。
このグルーヴを、なんとか自分の頭で理解したい、と思いました。
ドラムだけを抜き出すと、単純な8ビートです。
しかし、3拍目の裏拍(3−3)のキックが遅れ、4拍目(4−1)のスネアが前に出ていることで、両者の間隔が通常より極端に短くなっています(数値で表すと12分の1音符ぐらいです)。
同じように、裏拍のハイハットもズレているので、1−1から1−3の間隔と1−3から2−1の間隔も違っています。この2つの差によって、「勢い」がつき、グルーヴが生まれているのではないでしょうか。
この「勢い」は、等間隔では生まれません。グルーヴに「タメ」が重要だと言われるのは、「勢い」を出すためでしょう。
これを考えるために、次回は七類誠一郎『黒人リズム感の秘密』を紐解いてみようと思います。
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「頭で理解するグルーヴ」は、課題曲のリズムの「ズレ」を視覚化して、似たドラムパターンを作り、考察する企画です。
オリジナルの表記は以下の通りです。
(1)DTMのステップシーケンサーをモデルとして、1拍を4つに分けて表記をしています。たとえば「1−1」は「1拍目の1つ目」、「3−2」は「3拍目の2つ目」です。
(2)微小の差異を表すために、16分の1音符(1/16)以下の数値を用いています。
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